こんばんは
最近個人的な1/150のお話が有りませんでしたがここらで一丁。
合同運転会開催までナイショにしておいたので今回お送りします。
新年の最初を撮影でスタートし、今年こそは実物にも重点を置きたい…ところでしたが…
早い話新年早々物欲に負けたのでしたorz
一度は諦めていた名鉄1030/1230系パノラマSuper、入線です。
1990年代初頭、特急政策の変更により名古屋本線の特急は殆どが一部指定席(現在の一部特別車)化される事となりましたが、全車特別車編成は犬山線~知多方面の特急に使用するため特別車部分の種車が不足する事となりました。
そこで、同時期に廃車となった低床パノラマカー7500系5本中4本の機器を流用し、1000/1200系と同様の車体を新製した一部指定席編成として誕生したのが1030/1230系です。
同時期に一部指定席編成化された1000/1200系編成と瓜二つの外観を持ちますが、種車の都合上全車電動車構造で製造され、また細部にも差異が多数見られます。
6両編成4本が製造されましたが、第4編成は2002年に名古屋本線で発生した踏切事故で特別車2両が大破し廃車。一般車は修理・改造の上1380系となりました。
それ以外の編成も1000/1200系に施工されていたリニューアルの対象外となり、2200系に置き換えられる形で廃車が進み、2019年3月に最後まで残った1本が廃車となった事でパノラマSuperオリジナル塗装、そして名鉄パノラマカーの命脈はここに途絶える事となりました。
見た目はパノラマSuperと思いきや、足回りは元パノラマカーという面白い電車。存在を知ったのは割と最近でしたが、実際に乗車して見たら渋いモーター音など中々魅力的でしたね。逆に普通のパノラマSuperと瓜二つで判別が付かず苦労した事も…
そんな1030/1230系、約1年前に最後の活躍をする姿をグリーンマックスが製品化したので、色々悩んだ末に意を決して5489…しようと思ったら既に予約終了と告げられて凹みました。マニアックな製品中心で売れるかどうか微妙なGM製品は他社に比べてあまり大量に生産しない傾向があるようで、とっとと決めて予約は早めに済ませた方がいいようです。
それから約1年、半ば諦めながらもほうぼうを探し回っていたある日、某ショップのHPを眺めていた所在庫が復活しており、迷わず買いに出ました。業界に詳しい知り合い曰く予約キャンセル品が流れて来た可能性もあるそうで。
と、言う訳で「似て非なる」パノラマSuper1030/1230系を(自己満足レベルで)徹底解剖して行こうと思います。
オリジナル「パノラマSuper」についてはコチラ→パノラマSuper来たる
製品は6両セットです。同時期に同じ機器流用者の1850系も製品化されていますがウチでは2編成導入済みです。もう1本増やして実物同様3本にしてみますかね…?
ライト点灯状態は1000/1200系(以下1200系)編成と同様です。
基本的な部分はコチラ↓も併せて読んでいただけると幸いです。
パノラマSuper来たる
コアレス動力や専用の床下を装備した利など力の入った製品ですが、やはりシールが残念…どうも不鮮明なんですよねコレ…なので買いだめしてある汎用ステッカーを用います。
特別車先頭部。
このスピード感あふれるデザインが好きでした。こうして見ると新塗装はやはりダサい…(新塗装好きな方ゴメンナサイ)。
全車電動車構造と言う事で、1200系とは異なり一般車部分の先頭車はパンタ付きとなっている所がパッと見でわかる数少ない判別点です。
豊橋方先頭車には対空表示が印刷済みです。
1200系はボルスタ付・ボルスタレス台車が混在しますが、1030/1230系は特別車を含め全車がボルスタレス台車のSS165型を履きます。機器流用元の7500系の台車は再利用されていないのが特徴です。
補助電源装置は1200系のDC-DCコンバータ装置に対し、7500系から流用のMGを搭載しています。
CPも製品状態の1200系とは異なり、実車同様のC-2000型を搭載します。
編成細見
上が山側・下が海側(いずれも名古屋本線基準)です。
モ1131(1号車)
豊橋・河和・内海方制御電動車。特別車となります。
補助電源装置は全編成とも特別車のみDC-DCコンバータに換装されていますが製品ではMGのままです。
モ1181(2号車)
モ1131とユニットを組む中間電動車。特別車で岐阜方にトイレを設置します。
制御方式は一般車部分とは異なり界磁チョッパ制御となっています。
モ1381(3号車)
車掌室を備える中間電動車。MG・CPを装備しますが、実物はCP非搭載・MGは後年3300系(2代目・AL車)発生品のSIVに換装されています。
編成形態は使い勝手が良いとされる1200系B編成と同様となります。
モ1331(4号車)
モ1381とユニットを組む中間電動車。制御装置・パンタグラフを搭載します。
模型ではこの車両が動力車となっています。豊橋方3両と岐阜方3両では車体長さが異なるのも1200系と同様です。
モ1581(5号車)
MG・CPを装備する中間電動車。
モ1531(6号車)
モ1581とユニットを組む制御電動車。制御装置・パンタグラフを搭載します。
制御方式は、一般車側は界磁位相制御と1編成に2種類の制御方式が混在するのも特徴です。
さて、ここまでは1030/1230系単独の紹介でしたが、折角「似て非なる」1200系編成も手元にあるので比較して行く事としませう。
※1200系編成の画像は購入時の物で現在とは異なります。
先ずは山側。
1号車
上…モ1131
下…ク1115
スタイルは同様ですが、先述の通り1030系は台車が異なります。床下機器もだいぶ異なりますね。
2号車
上…モ1181
下…モ1165
1200系は元ユニットの片割れなので床下機器が少なめです。あと方向転換を経ているのでナンバーの位置が逆になります。岐阜方のラジオアンテナの有無が相違点となります。
3号車
上…モ1381
下…モ1365
車掌室付中間車。1230系はパンタ無し補機搭載・1200系はパンタ付き制御装置搭載と装備が全く異なります。その他、豊橋方のラジオアンテナの有無が相違点となります。1200系はこの車両が動力車となります。
4号車
上…モ1331
下…サ1315
中間車。1230系はパンタ付き中間電動車・1200系は付随車となります。1230系ではこの車両が動力車に設定されています。
最近立て続けに発売されたGMのパノラマSuper一部特別車編成(オリジナルカラー)は面白く
1011F(A編成)…2号車※未保有
1115F(B編成)…3号車
1131F(B´編成)…4号車
と全て動力車の設定位置が異なります。床下機器の関係ですかね。
5号車
上…モ1581
下…モ1565
中間電動車。3号車同様の装備の差異です。
1200系B編成は後天的に一般車を追加した上に特別車部分の方向転換を経ているのでユニットの向きとパンタグラフの位置が不揃いなのが特徴です。逆に1230系はユニットの向きとパンタグラフの位置は綺麗に揃っています。
6号車
上…モ1531
下…モ1515
岐阜・佐屋方制御電動車。パンタグラフの有無が目立ちます。
続いて海側。
6号車
上…モ1531
下…モ1515
岐阜・佐屋方制御電動車。1230系は抵抗器を搭載しており判別が出来ます。
5号車
上…モ1581
下…モ1565
中間電動車。抵抗器の形状は両社で異なります。
4号車
上…モ1331
下…サ1315
中間車。1200系は床下機器流用のためC-1000を搭載しますが実際は1230系同様のC-2000を搭載します。
3号車
上…モ1381
下…モ1365
車掌室付中間車。
2号車
上…モ1181
下…モ1165
此処まで集めるとA編成も欲しくなってしまう…
1号車
上…モ1131
下…ク1115
海側はあまり書く事が無かったですね…汗。それだけよく似ています。
と言う訳でこの顔が3本にまで増えてしまいました。
形態差目当てに順当に行けばA編成となるところでしたが、やはり最初で最後のオリジナル車の特別車に乗った編成だったので何気に思い出深い編成であります。
名古屋遠征2(20)4-5・特別車の旅
この顔もいつの間にかここまで増殖しました。あとは1380系ですね(謎)
さて、抑出来た製品ですが色々調理する部分はありますのでチマチマやって行く事としませう。
そして相鉄20000系は来るのか…?(発注=予約済みなので何があってもたぶん来ます)
最後までご覧いただきありがとうございました。
最近個人的な1/150のお話が有りませんでしたがここらで一丁。
合同運転会開催までナイショにしておいたので今回お送りします。
新年の最初を撮影でスタートし、今年こそは実物にも重点を置きたい…ところでしたが…
早い話新年早々物欲に負けたのでしたorz
一度は諦めていた名鉄1030/1230系パノラマSuper、入線です。
1990年代初頭、特急政策の変更により名古屋本線の特急は殆どが一部指定席(現在の一部特別車)化される事となりましたが、全車特別車編成は犬山線~知多方面の特急に使用するため特別車部分の種車が不足する事となりました。
そこで、同時期に廃車となった低床パノラマカー7500系5本中4本の機器を流用し、1000/1200系と同様の車体を新製した一部指定席編成として誕生したのが1030/1230系です。
同時期に一部指定席編成化された1000/1200系編成と瓜二つの外観を持ちますが、種車の都合上全車電動車構造で製造され、また細部にも差異が多数見られます。
6両編成4本が製造されましたが、第4編成は2002年に名古屋本線で発生した踏切事故で特別車2両が大破し廃車。一般車は修理・改造の上1380系となりました。
それ以外の編成も1000/1200系に施工されていたリニューアルの対象外となり、2200系に置き換えられる形で廃車が進み、2019年3月に最後まで残った1本が廃車となった事でパノラマSuperオリジナル塗装、そして名鉄パノラマカーの命脈はここに途絶える事となりました。
見た目はパノラマSuperと思いきや、足回りは元パノラマカーという面白い電車。存在を知ったのは割と最近でしたが、実際に乗車して見たら渋いモーター音など中々魅力的でしたね。逆に普通のパノラマSuperと瓜二つで判別が付かず苦労した事も…
そんな1030/1230系、約1年前に最後の活躍をする姿をグリーンマックスが製品化したので、色々悩んだ末に意を決して5489…しようと思ったら既に予約終了と告げられて凹みました。マニアックな製品中心で売れるかどうか微妙なGM製品は他社に比べてあまり大量に生産しない傾向があるようで、とっとと決めて予約は早めに済ませた方がいいようです。
それから約1年、半ば諦めながらもほうぼうを探し回っていたある日、某ショップのHPを眺めていた所在庫が復活しており、迷わず買いに出ました。業界に詳しい知り合い曰く予約キャンセル品が流れて来た可能性もあるそうで。
と、言う訳で「似て非なる」パノラマSuper1030/1230系を(自己満足レベルで)徹底解剖して行こうと思います。
オリジナル「パノラマSuper」についてはコチラ→パノラマSuper来たる
製品は6両セットです。同時期に同じ機器流用者の1850系も製品化されていますがウチでは2編成導入済みです。もう1本増やして実物同様3本にしてみますかね…?
ライト点灯状態は1000/1200系(以下1200系)編成と同様です。
基本的な部分はコチラ↓も併せて読んでいただけると幸いです。
パノラマSuper来たる
コアレス動力や専用の床下を装備した利など力の入った製品ですが、やはりシールが残念…どうも不鮮明なんですよねコレ…なので買いだめしてある汎用ステッカーを用います。
特別車先頭部。
このスピード感あふれるデザインが好きでした。こうして見ると新塗装はやはりダサい…(新塗装好きな方ゴメンナサイ)。
全車電動車構造と言う事で、1200系とは異なり一般車部分の先頭車はパンタ付きとなっている所がパッと見でわかる数少ない判別点です。
豊橋方先頭車には対空表示が印刷済みです。
1200系はボルスタ付・ボルスタレス台車が混在しますが、1030/1230系は特別車を含め全車がボルスタレス台車のSS165型を履きます。機器流用元の7500系の台車は再利用されていないのが特徴です。
補助電源装置は1200系のDC-DCコンバータ装置に対し、7500系から流用のMGを搭載しています。
CPも製品状態の1200系とは異なり、実車同様のC-2000型を搭載します。
編成細見
上が山側・下が海側(いずれも名古屋本線基準)です。
モ1131(1号車)
豊橋・河和・内海方制御電動車。特別車となります。
補助電源装置は全編成とも特別車のみDC-DCコンバータに換装されていますが製品ではMGのままです。
モ1181(2号車)
モ1131とユニットを組む中間電動車。特別車で岐阜方にトイレを設置します。
制御方式は一般車部分とは異なり界磁チョッパ制御となっています。
モ1381(3号車)
車掌室を備える中間電動車。MG・CPを装備しますが、実物はCP非搭載・MGは後年3300系(2代目・AL車)発生品のSIVに換装されています。
編成形態は使い勝手が良いとされる1200系B編成と同様となります。
モ1331(4号車)
モ1381とユニットを組む中間電動車。制御装置・パンタグラフを搭載します。
模型ではこの車両が動力車となっています。豊橋方3両と岐阜方3両では車体長さが異なるのも1200系と同様です。
モ1581(5号車)
MG・CPを装備する中間電動車。
モ1531(6号車)
モ1581とユニットを組む制御電動車。制御装置・パンタグラフを搭載します。
制御方式は、一般車側は界磁位相制御と1編成に2種類の制御方式が混在するのも特徴です。
さて、ここまでは1030/1230系単独の紹介でしたが、折角「似て非なる」1200系編成も手元にあるので比較して行く事としませう。
※1200系編成の画像は購入時の物で現在とは異なります。
先ずは山側。
1号車
上…モ1131
下…ク1115
スタイルは同様ですが、先述の通り1030系は台車が異なります。床下機器もだいぶ異なりますね。
2号車
上…モ1181
下…モ1165
1200系は元ユニットの片割れなので床下機器が少なめです。あと方向転換を経ているのでナンバーの位置が逆になります。岐阜方のラジオアンテナの有無が相違点となります。
3号車
上…モ1381
下…モ1365
車掌室付中間車。1230系はパンタ無し補機搭載・1200系はパンタ付き制御装置搭載と装備が全く異なります。その他、豊橋方のラジオアンテナの有無が相違点となります。1200系はこの車両が動力車となります。
4号車
上…モ1331
下…サ1315
中間車。1230系はパンタ付き中間電動車・1200系は付随車となります。1230系ではこの車両が動力車に設定されています。
最近立て続けに発売されたGMのパノラマSuper一部特別車編成(オリジナルカラー)は面白く
1011F(A編成)…2号車※未保有
1115F(B編成)…3号車
1131F(B´編成)…4号車
と全て動力車の設定位置が異なります。床下機器の関係ですかね。
5号車
上…モ1581
下…モ1565
中間電動車。3号車同様の装備の差異です。
1200系B編成は後天的に一般車を追加した上に特別車部分の方向転換を経ているのでユニットの向きとパンタグラフの位置が不揃いなのが特徴です。逆に1230系はユニットの向きとパンタグラフの位置は綺麗に揃っています。
6号車
上…モ1531
下…モ1515
岐阜・佐屋方制御電動車。パンタグラフの有無が目立ちます。
続いて海側。
6号車
上…モ1531
下…モ1515
岐阜・佐屋方制御電動車。1230系は抵抗器を搭載しており判別が出来ます。
5号車
上…モ1581
下…モ1565
中間電動車。抵抗器の形状は両社で異なります。
4号車
上…モ1331
下…サ1315
中間車。1200系は床下機器流用のためC-1000を搭載しますが実際は1230系同様のC-2000を搭載します。
3号車
上…モ1381
下…モ1365
車掌室付中間車。
2号車
上…モ1181
下…モ1165
此処まで集めるとA編成も欲しくなってしまう…
1号車
上…モ1131
下…ク1115
海側はあまり書く事が無かったですね…汗。それだけよく似ています。
と言う訳でこの顔が3本にまで増えてしまいました。
形態差目当てに順当に行けばA編成となるところでしたが、やはり最初で最後のオリジナル車の特別車に乗った編成だったので何気に思い出深い編成であります。
名古屋遠征2(20)4-5・特別車の旅
この顔もいつの間にかここまで増殖しました。あとは1380系ですね(謎)
さて、抑出来た製品ですが色々調理する部分はありますのでチマチマやって行く事としませう。
そして相鉄20000系は来るのか…?(発注=予約済みなので何があってもたぶん来ます)
最後までご覧いただきありがとうございました。