こんばんは

毎週土曜夜8時恒例の保有車両紹介です。

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本日は鉄道コレクション改 名鉄7300系をお送りしませう。
数が多いので今回は2連Verです。

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名鉄は1961年よりハイグレード車両「パノラマカー」の投入を進めていましたが構造上支線区への入線には不向きであり、更に当時大量に存在し陳腐化が進んでいた3800系等AL車の体質改善の必要もあったことから、それらの主要機器を流用しパノラマカーと同等のサービスレベルを備えた支線直通用特急車として1971年に登場したのが7300系です。
運転台は通常の構造となり展望席は省略されていますが、集約分散式冷房装置・固定窓・2扉転換クロスシート構造と接客設備は7000系と同様の非常にレベルの高いものとなっています。一方で足回りは3800系などから流用の釣りかけ駆動方式・110kw級主電動機・旧式のD-18型台車など他のAL車と同様で、7000番台を名乗りながらもそれらとは全く別物であり、3800系や3400系、850系「なまず」など他のAL車と日常的に混成されました。

当初は100両以上が存在したAL車の体質改善を目論み、支線直通特急にも用いられましたが、オイルショックなどに起因する輸送量急増により他社から車両を譲り受けるという緊急事態にまで陥った名鉄は車両の体質改善よりも輸送力の更なる増強に注力せざるを得なくなり、7300系への更新は4連3本・2連9本の30両のみにとどまって昭和末期まで旧弊なAL車が運行される事となりました。支線区への特急運用は、同じコンセプトで足回りをパノラマカーと同様のものとした純新車7700系に取って代わられ、他のAL車各型式と共通運用されることと
なりますが、3800系から流用した台車は1980年代に新製したコイルバネ台車FS-36に交換し、捻出したD-18台車はHL車の雑多な台車の淘汰に用いられ、CPも流用品から6000系並みのC-1000に交換されるなど後年まで改良が続けられました。
(解説は次回に続く)

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・模型について
模型は2018年11月発売の鉄道コレクション27弾の名鉄7300系です。Twitterや此処で幾度となく「7300.7300…」と呟いていたら本当に製品化されました。たぶん中の人が見ていらっしゃるのかもしれませんね(※確証無し)。なので嬉しさのあまり3ボックス買い+開封売りでさらに3編成揃えてしまうという事態に。

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製品は旧式台車を履いた1970年代~80年代初頭の姿ですが、1980年代半ば以降の姿を再現したいので色々改造を加えました。徹底解剖は↓
鉄道コレクション第27弾を徹底解剖する~前編

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30両が単年度に更新改造されたのみで本家パノラマカーに比べると形態的なバリエーションに乏しいので多彩な行先表示や旧式AL車との組み合わせで楽しむこととします。

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台車は換装後の姿を再現します。実車はFS36型コイルばね台車を履きますが、Nゲージの量産品ではマイクロエースの3400系グリーンでしか製品化されていないので近似の台車を持ってくることとします。
昔発売されていたGMキットでは伊豆急TSグレー・実物の形態的にはFS315が類似しますが、どちらも入手するのが若干困難なため後の増備を考慮しDT24グレーを採用しました。元々国鉄157系用のもので形態的には全く異なりますが雰囲気は出ています。ちなみに、このDT24グレーはまだ台車のラインナップが少なかった頃には富士急・一畑や名鉄5500、東武8000等でも使用されていましたね。その汎用性が今でも活かせたというわけです。
なお動力台車の設定はないため、枠の状態にして軸受部を拡張しGクリアで動力台車に貼り付けています。

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クーラーメッシュへのスミ入れ・行先シール貼付・床下機器の並べ替え及び交換・更に内装パーツの塗り替え&枕カバー再現を行っています。茶色く塗り替えた座席パーツですが白い枕カバーがいいアクセントとなります。

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床下機器は大部分を換装し、再現されてないMGパーツを別途購入したり主制御器を換装したりCPをDH-25からC-1000へと交換しています。

整備録は↓
鉄コレ 名鉄7300系の整備録~1

さて、導入純に紹介していきませう。

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①7305F(モ7305-ク7205)

最初の4本は同時導入なので番号順で行きます。先ずは7305F。
鉄コレではこの編成のナンバーが印刷済みとなっています。

1モ7305


モ7305
豊橋・河和方制御電動車。主制御器・主抵抗器・CP・パンタグラフを搭載。
動力車となっています。

2ク7205


ク7205
岐阜・弥冨方制御電動車。MGを搭載。

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行先表示は豊橋方が「急行蒲郡」、岐阜方が「準急佐屋」に設定しています。



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②7307F(モ7307-ク7207)
当初は4本導入しましたが全員同じナンバーなのでTOMIXのパノラマカーのインレタを用いて1の位だけ弄ってナンバーを変更してやっています。特に理由はありませんが全員奇数番号です。

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豊橋←モ7307-ク7207→岐阜
此方は非動力編成となっています。モ7307には人形を載せてみましたが中々賑やかになるので全編成に波及させたいところです。

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行先表示は豊橋方が「常滑」、岐阜方が「急行森上」に設定しています。
急行森上行は津島経由で平日夕方に設定されていました(名鉄時刻表1984より)がきっとこんな長編成は無かった筈…たぶん森上に行くのは後ろに繋がってる赤マムシです。
時刻表と言う貴重な資料は手に入りましたが当時の詳細な運用は当時を実際に見てきた方々にしかわかりませんね。その点わたしはまだまだ未熟です。


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③7309F(モ7309-ク7209)
3本目。コンパクトな2連で走れるところが7300系の特徴です。

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豊橋←モ7309-ク7209→岐阜
此方は動力搭載編成です。2連4本中MT編成比は1:1となっています。

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行先表示は豊橋方が「上飯田」、岐阜方が「新岐阜」に設定しています。
編成全体で小牧線を再現している感じですね。ピーチライナーとも並んだんでしょうか。
現在は地下鉄乗り入れ車のみで犬山で系統分割されていますが、1984年当時は日中の上飯田発着時間4本のうち2本が小牧折り返しで2本が犬山から先各務原線経由で新岐阜まで直通するダイヤだったようです。


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④7311F(モ7311-ク7211)
4本目。行先表示は急行鳴海表示でしたが後述の4両固定編成の入線により変えています。

1モ73112ク7211
豊橋←モ7311-ク7211→岐阜
此方は動力非搭載編成です。

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行先表示は豊橋方が「豊明」、岐阜方が「小牧」に設定しています。
名古屋本線神宮前以東の普通は時間4本中半数が豊明折り返しだったようです。
かつての小牧線は転クロ車も多く活躍したからか現行のステンレス車にも転換クロスシートが継承されているのが面白いところです。

4連については、画像の量が膨大になってきたので次に回します。


ギャラリー

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田園地帯を快走。
ツリカケサウンドが聞こえてきそうな光景ですね。

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7300系列は3800系とは異なりオーバーハングに余裕があるのでTNカプラーはポン付け出来ました。
なので様々な形式と連結が可能です。先ずは7300系同士。

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定番の組み合わせ、種車3800系との連結。更新がストップしたため板バネ台車・非冷房・半鋼製車と金属ばね台車・冷房完備・全鋼製車の共演が20年以上にわたって見られた珍しい例です。あのまま7300への更新が完了していたらどう歴史は変わっていたのでしょうか。

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単行車モ800との連結で3連を組むことが可能です。

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1形式1両のみの異端車モ3561との連結もあった…と思います。

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当初はできないと思われていた「赤マムシ」3400系との連結も改造により可能に。
詳しくは→さなえファインテック型M式カプラー V2(3400系向け)

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と言う訳でこういうごった煮編成も思いのままです。夏場は前2両だけ満員であとガラガラなんて感じになってそうですね(しかもすれ違う相手が2200系と言う)。前から7300+3560(+2836)+3818編成の2+2+2編成です。

さて、気になる4連については次回お送りしませう。