こんばんは
本日は久々にホットでタイムリーな記事を送りしませう。

CIMG3408


5月末の12000系、6月中旬の20000系に続き、鉄道コレクション 相鉄7000系が発売・入線しました。
相次ぐ発売に相鉄ファン諸氏は嬉しい悲鳴を上げておられる事でしょう。当方もこのクソ暑い中で懐だけがキンキンに冷え切っております。

前回は徹底解剖編をお送りしたので、今回はこの製品からどんな編成が作れるかを検証してみませう。

※注意事項
・事業者限定版…2012年発売の2両セット、現行品…今回発売のセットを表す
・Bトレイン用ステッカー、5000系RN版はお蔵入りになった新7000新塗装のナンバーが収録されたもの。
・渡り板の色、中間車貫通扉の有無についてはあまり考えないものとします。
・時期により姿が異なったりすることがあるので最終的には各自研究の上で製作を。

7706-5

7706F
製作難易度…★★☆☆☆
編成…<7706-7113-7114-7504><7704-7115-7116-7506>
パンタ…全◇
当時唯一4.5号車のいずれかに中間車を組み込まない純粋な4+4編成でした。またパンタグラフも菱形と登場時からの姿を色濃く残していましたが、2010年に廃車となりました。
4両セット×2に、事業者限定版のステッカーのナンバーを組み合わせれば再現可能ですが、事業者限定版ステッカーはナンバーの赤ベースが無いので工夫が要ります。
割と簡単に出来そうですが、最後まで旧型クーラーだった模様で新型クーラーを搭載する現行品とはクーラーの形状が異なるという落とし穴が。この記事書くまでは忘れていましたorz。事業者限定版を持っているとクーラーの入換で対処できそうです。

7707


7707F
製作難易度…★☆☆☆☆
編成…<7707-7131-7132-7513>+7605-7123-7124-7508>
パンタ…全>
かつてはどのステッカーにも収録されておらず難易度MAXでしたが今回製品のステッカーに全車が収録されており難易度が大暴落しました。8両セットのナンバーを変えてロゴマーク付ければOKです。

7708-2


7708F
製作難易度…★★★☆☆
編成…<7708-7117-7118-7604-7603-7119-7120-7507>
パンタ…全>
8両セットの中間クハを抜きどうにかしてサハを1両追加すれば可能です。ナンバーはBトレインの5000系RN版に収録されています。この編成に関しては特に難しい手順が不要のマイクロ製品を買う事をおススメしますが、発売直後は中古店に結構転がっていたマイクロ製品も近年めっきり姿を消してしまいプレミア度は上がっているようです。

7709



7709F

製作難易度…★★☆☆☆
編成…<7709-7121-7122-7503>-7601-<7006-7144-7512>
パンタ…全◇
4両セット×2でモハ7100奇とクハ7700の屋根と床下を交換し、交換で出来たサハ7600はボディを反転し貫通扉を横浜方へ。屋根は先頭・中間で長さが同じなので交換可能です。
モハから改造した改サハの妻面配管さえ気にしなければ割りと手軽に行けます。ナンバーはBトレインの5000系RN版に収録。

7710-6


7710F(~2019年5月)
製作難易度…★☆☆☆☆
編成…<7710-7125-7126-7505>+7602-7107-7108-7509>
パンタ…全>
言わずもがな、8両セットを買うだけで完成です。ロゴマークを入れれば2019年5月までの姿になります。


7711


7711F
製作難易度…★★★★★
編成…<7711-7109-7110-7606+<7705-7111-7112-7510>
パンタ…全◇※Google画像より
故障廃車と言う事で知名度も低くナンバーも未収録と言う製作難易度MAX編成です。

7712-e2


7712F
製作難易度…★★★☆☆
編成…<7712-7129-7130-7607+<7703-7127-7128-7511>
パンタ…全◇(2015年頃迄はハマ方ユニットは>)
ナンバー問題は現行品発売で解決しましたが、中間クハが7700であるため一筋縄では行かない曲者。
4両セットを同時購入すれば手っ取り早く解決できますが余剰車の発生は避けられません。

7710-10R特急海老名


7710F(令和特別10連)
製作難易度…★★★☆☆
編成…<7710-7125-7126-7607-7127-7128-7602-7107-7108-7509>
パンタ…◇◇>>◇◇
空前絶後の10両貫通編成。ナンバーが収録されているなど製作側の意気込みも感じますが、こだわって正規の姿にするには8両セットが2つ要るというお財布にはあまりよろしくない編成です。しかしせっかく撮りに行ったのと素材もあるのでぜひとも再現してみたいところです、詳しい作り方は後程。

7710R52


7710F(Classic Style)
製作難易度…☆☆☆☆☆
編成…<7710-7125-7126-7505>+7602-7107-7108-7509>
パンタ…全>
言わずもがな、8両セットを買うだけで完成です。行先表示が最晩年定期運用が無かった特急運用なので付属のステッカーで変えてやるとなおヨシ。


おまけ

7005

7005F(横浜<7005-7142+<7708-7117-7118-7604-7603-7119-7120-7507>)
上記の7708FにMc-Mユニットをくっつけたものです。8両+4両セットを組み合わせるとそれっぽいものが出来ます(ただしクハ7500が2両余る)が7005-7142部分のナンバーが悩みどころ。マイクロ製品も高騰しているので鉄コレでもやってみたくなります。

7007

7007F(横浜<7007-7144+<7709-7121-7122-7503>-7601-<7006-7144-7512>)

上記の7709FにMc-Mユニットをくっつけたものです。こちらも8両+4両セットを組み合わせるとそれっぽいものが出来ます(余るのは改サハ・クハ7500各1両)。ナンバーも2連部分はBトレ5000系初回品・8連部分はBトレ5000系RN品に収録されているので編成の変態度に対しそこそこ組みやすい編成です。



ロゴマークを消去すれば2000年代前半以前の姿にする事も可能です。

こだわりたい方もシンプルに楽しみたい方どちらも楽しむことが出来そうな製品です。一家にひと編成是非。

詳しくはこちらも参照↓
7706F~7709F→惜別・相鉄7000系1
7710F~7711F→惜別・相鉄7000系2
7712F・2010年頃の10連→惜別・相鉄7000系3
7710F(2019年最終仕様)→惜別・相鉄7000系4(Classic style)

さて、続いては基本的な加工内容へ。

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行先表示は付属のシールを貼っています。透過するタイプだと元々貼ってある「特急湘南台」表示が透けるので元々の表示を落とすか白ステッカーを表示の下に貼って透過しないようにするかです。
編成中間の行先表示では勿論遊びます笑。

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車端部優先席シールは銀河モデル製の私鉄用汎用ステッカーを用いています。
携帯電話マナーが変更となった2015年ごろ以降のものなので様々な形式に使用できます。

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パンタグラフは、メーカーではPT-7113-Bが推奨されていますが、ホーンの数が異なるのでGMのPT71Dを採用しています。初期製品は見た目がイマイチでしたが近年ではシッカリ立つようになっています。

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実車に出来る限り近いものとされていた床下機器も他編成との統一のため実車写真をもとに換装し更にリアルに。詳しくは次回お送りしませう。

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最後に、編成組成図を一枚。Excelで製作しました。
1両ごとに識別番号(車両の下に書いてあるやつ)を付番しわかりやすくしてあります。8連2本・4連3本が新規導入・8連2本・10連1本が既存の編成です。

新規導入
・8両セットA
・8両セットB
・4両セットA
・4両セットB
・4両セットC
※ABCは便宜上付けた

既存編成
・7001F(6M2T編成)
・7007F(2010年版)
・7712F(旧)
・Mc-M-Tc(バラ)
のうち上記2つは組み替えず、

・8両セットA(クハ7505抜)+4両セットAのMMユニット+サハ(8両セットB)で7710F10連を組成
・↑で抜いたクハ7505と8連セットBの両端クハは7710F8連用にストック
・7710Fに中間車を取られた4両Aの両端クハを8両セットB+バラ中間車+4両セットBのクハ7700と組み合わせ7712F(新)を組成※8両セットBのクハ7505は7707F(後述)に組込。
・7712F(旧)※事業者限定品はサハを抜きPS13に換装し登場時仕様に。
・7712F(旧)から供出されたサハ、8両セットBから供出したクハ7505を4連セットB(クハ7700欠)・Cに組み込み、4両セットBのクハ7500を抜き7707Fを組成。
・4両セットBから抜いたクハ7500と、既存のバラ2両は保留

という複雑な組替を経ています。文章が拙すぎて解読できない場合は上の図を参照してください。きっとわかりやすいです。
この組み換えで、末期まで残った8連3本がすべて再現できることとなりました。実物では叶わなかった最後の3編成並びも模型で再現したいところです。まぁゆるゆる整備していきませう。

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1本目に関しては既に一通りの整備が終わり試運転に出しているので次回はその模様もお送りします。


オマケ話

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こうして沿線民の期待の的となった鉄コレ相鉄7000系ですが、何と車体がまっすぐではなく何となく⌒のような形になっているとの事。写真ではわかりづらいですが、細かいところを気にする事の無い自分も何となく違和感を覚え、ボディを平面に置くと何となく反っています。しかもウチののみならず購入した同業他社さんのは大体こうなってるそうで製造段階ですでにこうなっていたようです。全体的な出来やステッカーのファンサービスは良いだけに少々残念で凹みましたね。今後の製品では改善をお願いしたいところです。


最後までご覧いただきありがとうございました。