こんばんは

本日はちょっと昔の記録をお送りしませう。と言うか最近運転会と模型以外のネタが無いので実物ネタは懐古ネタに絞られそうです。

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時は2013年8月、江ノ電を撮りに行った時の記録を少々。
神奈川県の2大観光地である湘南と箱根ですが、デジ一を携えて行ったのはコレが初めてという事実。その後も片手で数えるほどしか撮ってないので県民はわざわざ行く事も少ないようです。
スタートは龍口寺前の併用軌道より。大きくS字を描きながら江ノ電の列車がそろりそろりと走ってきます。

2001-51

大窓が特徴の2000形が最後尾となった鎌倉行。

501

江ノ島~腰越間の併用軌道を走る500形+300形。江ノ電を代表する光景の1つですね。

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所変わって七里ヶ浜~稲村ケ崎間へ。道路と並走する区間ですがご覧の通り道路との境界が曖昧です。こういうのも昔の電車っぽくて味があっていいですね。

1201

1200形+500形の編成。

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1000形1001F
登場30周年を記念し2009年から2015年まで、登場時のカラーにて運行されていました。

2002-2

2000形2002F
側面にはコカ・コーラのラッピングが施されています。

305

文字通り、Under the sunlight of summer=夏の日差しの下(Google翻訳調べ)やってくる列車を撮ります。七里ヶ浜~稲村ケ崎間にある超有名スポットで撮影スタート。
先ずは江ノ電の長老格300形305F。撮影当時で50余年、そして2020年には還暦を迎えたこの編成ですが、まだまだ江ノ電のイメージリーダーとして活躍を続けそうです。

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20形22F
旧500形の代替用に登場した形式で、先輩格の10形の流れを汲むレトロ調のデザインですが、雰囲気を残しつつもデザインが簡素化されています。元となった10形はこの日は出ていませんでした。

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20形21F
20形は2本あり、うち1本は当時チョコレート色に塗られていました。昔チョコレート色とクリーム色のツートンカラーで「チョコ電」として人気を博した300形がいましたね。

1002

1000形1002F
旧型車が犇めいていた1970年代末の江ノ電に颯爽と登場した新車。ツリカケ駆動ながらも大型窓・ワンハンドルマスコン・電機指令式ブレーキと当時の最新技術が惜しみなく投入された傑作で、翌年の鉄道友の会ブルーリボン賞に選定されています。BL賞を受賞した電車としては唯一のツリカケ駆動です。
現在はツリカケ駆動はそのままにシングルアームパンタ化・車内LCD装備・行先表示のフルカラーLED化などと格段にグレードアップされています。

2002

2000形2002F
1000系列の更新がひと段落した後は2000形のリニューアルが開始され、シングルアームパンタ化・行先表示器の上部移設&フルカラーLED化・1000系列同様の新塗装への変更などが実施されており、写真の姿は既に過去のものとなっています。

1201-1

1200形1201F
1000系列は改良を重ねながら増備され、冷房準備工事が行われた1100形1本・江ノ電初の新製冷房車として誕生した1200形1本・新開発のカルダン駆動を採用した1500形2本の合計6本と江ノ電では最大勢力を擁します。
写真の1200形はヘッドライトの形状が1000形とは異なるのが特徴です。

2003

2000形2003F
2000形3本中1本はスカートが設置されておらず、また塗装も明治製菓の「カール」のラッピングが施された特別塗装となっていました。「カール」は近年関東地区では終売となってしまいこの編成のラッピングもどうなる事やと思っていましたがリニューアルと同時に新塗装に変更されたようです。

1501

1500形1501F
この日の主目的はコレ。2009年より登場時の「サンライン」カラーに復刻された1500形1501Fでしたが、8月末を以って運行終了が告知されたため撮りに出ましたが、生憎日中は連結(お相手は上述の1002F)を外されて江ノ島駅の留置線で寝ていたようなので夕方まで粘りました。故に半ばやっつけで撮ったのでこのような写真に。今なら形態で検索した運用情報片手に追い掛け回すところですが当時は外に出てしまえば完全にアナログだったので致し方ないところではあります。

2002-51

龍口寺前の急カーブで2002Fを一枚。
季節によって変わる方向幕のイラストが特徴的でしたが劣化しており読みづらくなっていました。冒頭に出てくる2001Fに至っては壊れてサボで代用する始末でしたがフルカラーLED化後も季節のイラストは継続されているようで嬉しくなります。

1001

1000形1001Fも1501F同様リバイバルされ2015年までこの姿でしたが撮ったのはこの時が最初で最後でした。
順光になりにくい鎌倉方の連結だったため撮るのに苦労した記憶が。

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サンラインカラー1501Fもなんやかんやで江ノ島駅で捕捉しますがやはり1001F同様の理由で微妙な出来に。
まぁ撮れただけでも良かったです。欲を言っちゃえばヘッドマーク無しも撮りたかった…

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さよならヘッドマーク。
緑色基調の他車とは異なり、湘南の明るい雰囲気を思わせるデザインなので2度目の復活に期待したいところであります。

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さて、此処からは300形に乗って鎌倉方面へ向かいませう。
6本存在した中でも最後の1本となった305Fに乗ってコトコト古都巡り。

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江ノ電に旧来在籍した車両や他社からの譲渡車を連接車に魔改造した300形ファミリーですが、305Fのみは一応純正な新車です。ですが台枠は玉南電気鉄道(現在の京王)で1920年代に製造された車両から流用と言う実はとんでもないバケモノだったりします。
そんなバケモノに冷房化・カルダン駆動化・車体修繕までやって還暦(台枠に至っては100年近く)を迎えさせるのですからすごい。車内のプレートは更新工事施工時の平成元年のものが装着されています。

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鎌倉高校前の有名なスポットで一枚。観光客にも人気のスポットで警備員まで配置されるほどの状態()だそうですが当時はそのような殺伐とした感じは無かった記憶。観光客誘致が手っ取り早く生き残る方策ですが質の悪いのまで来てしまうのはどうかと思います。

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最古参、305Fと湘南の海。
今も昔も写真の撮り方に疎いですがいい感じに撮れたと思っています。

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海・山・江ノ電を絡めて撮りましたがまさかの(まぁ予想は付いていたが)自動車もフレームイン。
まぁ活気が感じられてよいかと。

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日暮れ後のサンラインカラーは何と2連に。この状態で日中は知ってほしかったですね。

この頃はこのようなリバイバルカラーや広告車も多かったですが、2020年現在の江ノ電は標準塗装化がかなり進んでいるようでこの時代のようなカラフルさも若干影を潜めているようです。
撮りたいと思いつつも、観光客でごった返す光景を思い浮かべるとどうも忌避してしまいがちです。いずれまた行ってみたいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。