こんばんは

最近1/1スケールの記事が続いているので1/150の話題を少々。
相鉄9000系鉄コレ発売が1週間後に迫っていますが、それにも関らず地元魂を押しのけてウチにやって来た子達のおはなしです。

今月中旬の銚子遠征で、導入に弾みがついたこの車両・・・
イメージ 1
銚子電鉄3000系が入線しました。
元京王5000系で、1987年から伊予鉄道に譲渡された車両を譲り受けて2016年3月より運行開始しています。京王5000系グループには車体幅が狭いごく初期のグループと幅が若干広い中後期グループの2種類が存在しますが、伊予鉄道には両方が譲渡され、その他の鉄道会社は広幅車が譲渡されています。
銚子電鉄にやってきた車両は、元をたどれば伊予鉄道モハ713+クハ763、さらに遡ると京王デハ5103+クハ5854。狭幅車で、元吊り掛け駆動車です。伊予鉄移籍時に冷房化・カルダン駆動化されています。
銚子遠征記事はコチラ↓車両解説文が使い回しなのがバレバレ・・・

イメージ 2
セット内容。
車両・展示用レール・動力化台車枠が付属しますがシールは付属しません。
シールの分だけ少し値下げして欲しかった…

イメージ 3
まずは、車庫ジオラマで記念撮影を。
福井鉄道の時から何も変わってないですね~…早く作ってやりたいが。
実車の青・水色ツートンに白帯がキマっていますね。いつも通りサッシの銀がかすれていたりなど少々粗も見えますがまぁ仕方ないかと(着々と値上がりしているのだからも少ししっかりして欲しいという気持ちもあるが…)

イメージ 4
顔。
他の元慶応5000系組とはまた一味違う前面が特徴です(貫通扉の行先表示窓が無い)。
ヘッドライト・急行灯・テールライトと灯火類が多いのが目立ちますね。
ダミーカプラーは電連付密連装備ですが、実車は訪問時自連アダプターが付いていました。

イメージ 5
貫通路は広幅です。

イメージ 6
内装パーツは濃い赤です。
実車同様床をグレーにしてやるとなおよさそう。

イメージ 7
側面には方向幕があります。大体「銚子⇔外川」固定の様ですが。


1両ずつ紹介します。今回は沿線で撮ってきた実車の写真も交えて。
イメージ 8
デハ3001(山側)…銚子寄り制御電動車。
山側には抵抗器が並びます。概ね合っていますね。

イメージ 9
デハ3001(海側)…銚子寄り制御電動車。
海側には主制御器が存在するようです。此方はなんか違う・・・

イメージ 10
クハ3501(山側)…外川寄り制御車。
ム、全然違うではないか…なぜ小型MGとDH25型CPが付いているんだ。

イメージ 11
クハ3501(海側)…外川寄り制御車。
此方はまぁまぁ。C-1000はあっていますがそれ以外がビミョウです。

結果:床下機器がかなりアバウトですねぇ…まぁ研究する・作る楽しみが得れたのと、実車取材に銚子電鉄へと出かけて支援して来て貰おうと言うメーカーさんの思惑という事で納得。

イメージ 12
デハ3001が履くのは、元東武2000系が履いたFS340です。同時期に廃車となった京王5000系と組み合わされて伊予鉄道で第2の人生を送りました。それが今回銚子電鉄へと譲渡となり、関東への里帰りを果たしたわけです。日比谷線車両の世代交代がいよいよ間近に迫っていますが、この初代乗入れ用車両の形見はどう思っているのでしょうか。

小田急の重厚な感じとは異なり、ひょろっとした感じの軽快なアルストム台車です。

イメージ 13
クハ3501は京王時代のKH53Aを履きます。2000系(元伊予鉄800系)同様車軸交換で対処したようです。京王5000系譲渡車は大体元営団3000の台車に交換されているので京王時代の台車が残っている車両は希少です。

いつものように、台車は抜かりのない鉄コレでした。

お次は、往年の銚子電鉄車両との並びを披露
イメージ 14
先ずは、近年まで在籍した1001号との並びを。1001は銚子電鉄最後の単行運転可能な車両でした。この3000系に置き換えられる形で引退し、現在は松戸の私設博物館に於いて保存されているようです。

イメージ 15
同じ伊予鉄道から銚子にやって来た組の並び。伊予鉄でも銚子でも、同じ形式に置き換えられるという数奇な人生を送ったデハ800は、2000系と同じく伊予鉄から来た後輩の活躍を外川駅で見守っています。
その2000系も今度鉄コレで出ますが…買えるのかな

イメージ 16
701号との並び。晩年水色系の塗装になった702(シークレット)があればなおよい。でもあれ高いんだよなぁ…赤系だった銚子電鉄がどんどん青系になって行きます。

イメージ 18
501号との並び。
こんなに小さい電車を走らせていた銚子電鉄も遂に18m車導入…時代の流れですね。

イメージ 19
大きさはこんなにも違う

イメージ 17
301号との並び
3000系が来る前に解体されてしまいましたが、台車が仮台車として残っているので、3000系もかつての大先輩のお世話になります。
3000「昔の銚子電鉄はどんな感じだったんですかぁ?」300「んっとね~…昔は皆チミと同じ青系ツートンだったんだよぉ」といった会話が買わされていそうです。

イメージ 20
ウチにいる銚子組で唯一の青系、ハフ1との並び。
銚子電鉄は青→赤→赤→青と言った感じで塗装が変遷しています。某塗装に一貫性がないけど今度こそ本気出し始めたらしい関東の大手私鉄のよう。

イメージ 21
同じ青系だからってつないでいいわけではない。

真ん中に「初代澪つくし号」をつなぐとよさそうですね。
デキサンはウチには居ないので省略。またいつかやります。

イメージ 22
そして改装工事のため車両工場に入場しました。
完成はもう少し先になりそうです。

相鉄9000導入前にエライのが入ってきてしまいました・・・
まぁこの塗装も好きなので当たりですが・・・今後も銚子電鉄車両の拡充を進めて行きたいところです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。